微分、偏微分を含む式の書き方
導関数の書き方
数式のおいて、微分項を含む式を書く場合、' (アポストロフィ)や、d/dx 等を用います。TeX では、微分によく使われる文字等が用意されており、簡単に書く事ができます。例えば、高校数学等でよく出てくる一次導関数の式を書く場合、
f'(x)=\frac{d}{dx}f(x)=\lim_{\Delta x \to 0} \frac{f(x+\Delta x)-f(x)}{\Delta x}
と入力すると
と表示されます。
偏導関数の書き方
偏微分ではラウンド記号が出てきますが、TeX では、その記号は \partial と書きます。例えば、
\frac{\partial f}{\partial x}=f_x
と入力すると
と表示されます。
∇(ナブラ)演算子の書き方
物理学等で出てくる ∇ (ナブラ演算子)は、TeX では、その記号は \nabla と書きます。例えば、ある∇演算子を含む公式を書くとする場合、
\nabla \cdot (\nabla \times \mbox{\boldmath $A$}) = 0
と入力すると
と表示されます。一般に、ベクトルのスカラー積には、\cdot を、ベクトル積には、\times を使用します。
2009/04/20 更新