単位の書き方

単位の文字はローマン体で

数式のおいて、単位を書く場合は、そのまま文字を書くのではなく、\mathrm{ } の中に書きます。そうすると、単位の記号はローマン体(立体)で表示されるため、斜体で書かれる変数や物理量の文字と区別しやすいです。また多くの専門書を見るとわかるとおり、単位の記号はローマン体で書くのが相応しい事がわかります。例えば

10 \, \mathrm{(m/s)}

と入力すると



と表示されます。 ここでコマンド \, を使いましたが、これは若干の空白を作るために使用します。必ず必要というわけではありませんが、空白がないと、左側にある数値等と単位の文字が近すぎる印象を受けます。

次に単位を分母と分子に分けて書く方法を紹介します。このような分数形式で書く場合は、コマンド \frac{ }{ } を使用しますが、 このコマンドは、\mathrm{ } の中でも使用できます。また、単位を括弧 ( ) で囲む場合は、分数は縦に長くなるため、\left( と \right) で囲みます。以上を踏まえて

10 \, \mathrm{\left(\frac{m}{s}\right)}

と入力すると



と表示されます。

次に単位を上付き文字を使って、横に並ぶように書く方法を紹介します。上付き文字を付けるときは、記号 ^ (ハット)を使用しますが、これは \mathrm{ } の中でも使用できます。また、単位の文字の間には、\cdot を使って点を入れておくとわかりやすくなります。以上を踏まえて

10 \, \mathrm{(m \cdot s^{-1})}

と入力すると



と表示されます。

2009/04/20 更新