ギリシア文字の書き方

小文字

数式のおいて、ギリシア文字を書く場合、既に用意されたコマンドを使用します。コマンド名は、ギリシア文字の読み方に合うように決まっているため、覚えるのは難しくありませんが、種類が多いため、全て覚えるのに多少苦労するかもしれません。また、ο(オミクロン)等の一部のギリシア文字は、アルファベットと同じですので、注意が必要です。以下の表は、ギリシア文字とコマンドの一覧です。

α(アルファ)
\alpha
β(ベータ)
\beta
γ(ガンマ)
\gamma
δ(デルタ)
\delta
ε(イプシロン)
\epsilon
ζ(ゼータ)
\zeta
η(イータ)
\eta
θ(シータ)
\theta
ι(イオタ)
\iota
κ(カッパ)
\kappa
λ(ラムダ)
\lambda
μ(ミュー)
\mu
ν(ニュー)
\nu
ξ(グザイ)
\xi
ο(オミクロン)
o
π(パイ)
\pi
ρ(ロー)
\rho
σ(シグマ)
\sigma
τ(タウ)
\tau
υ(ウプシロン)
\upsilon
φ(ファイ)
\phi
χ(カイ)
\chi
ψ(プサイ)
\psi
ω(オメガ)
\omega
 
         


例として、ギリシア文字の小文字を複数行に分けて書く場合

\alpha \beta \gamma \delta \epsilon \\
\zeta \eta \theta \iota \kappa \\
\lambda \mu \nu \xi o \\
\pi \rho \sigma \tau \upsilon \\
\phi \chi \psi \omega

と入力すると


と表示されます。

大文字

数式で、ギリシア文字の大文字を書く場合、ほとんどがアルファベット表記となります。しかし、アルファベットでは表記できないギリシア文字の大文字は、コマンドで入力する必要があります。以下は、ギリシア文字の大文字とコマンドの一覧です。

Α(アルファ)
A
Β(ベータ)
B
Γ(ガンマ)
\Gamma
Δ(デルタ)
\Delta
Ε(イプシロン)
E
Ζ(ゼータ)
Z
Η(イータ)
H
Θ(シータ)
\Theta
Ι(イオタ)
I
Κ(カッパ)
K
Λ(ラムダ)
\Lambda
Μ(ミュー)
M
Ν(ニュー)
N
Ξ(グザイ)
\Xi

Ο(オミクロン)
O

Π(パイ)
\Pi
Ρ(ロー)
P
Σ(シグマ)
\Sigma
Τ(タウ)
T
Υ(ウプシロン)
\Upsilon
Φ(ファイ)
\Phi
Χ(カイ)
X
Ψ(プサイ)
\Psi
Ω(オメガ)
\Omega
 
         


例として、ギリシア文字の大文字を複数行に分けて書く場合

A B \Gamma \Delta E \\
Z H \Theta I K \\
\Lambda M N \Xi O \\
\Pi P \Sigma T \Upsilon \\
\Phi X \Psi \Omega

と入力すると



となります。

2009/04/20 更新