参考文献のリストの書き方

参考文献のリストの作成

TeX文書で、参考文献のリストを作りたい場合は、参考文献を書く環境が整っているので、それを使うと便利です。以下は、参考文献の書き方の例です。

\documentclass{jarticle}

\begin{document}

\cite[p7]{reference7}を参考にして書く。
\cite{reference10}を参考にして書く。

\begin{thebibliography}{99}
\bibitem{reference1}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference2}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference3}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference4}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference5}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference6}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference7}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference8}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference9}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference10}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference11}著者名、本のタイトル(出版社)
\bibitem{reference12}著者名、本のタイトル(出版社)

\end{thebibliography}

\end{document}



まずは \begin{thebibliography}{99} についてですが。{99} は参考文献の最大数で、参考文献の数が 1〜9 の場合は、{9} とします。参考文献の数が 10〜99 の場合は、{99} とします。簡単に言えば参考文献の数の桁数と合うように、9を並べて記入します。このように指定しておくと、参考文献に付けられる番号と、参考文献のタイトル等がきれいに並びます。

続いて \bibitem{reference1} を書きますが、{reference1} は、文章で参照する場合に使うラベルであり、中括弧 { } の中身は任意の名前で大丈夫です。参考文献に付けたわかりやすい呼び方か、著者名の一部等を使うと良いでしょう。それに続いて、参考文献の名称(著者名やタイトル等)を書きます。参考文献のリストを書き終わったら、最後に \end{thebibliography} を書きます。

本文で参考文献を参照するには、\cite[ ]{ } を使います。大括弧 [ ] の中身には、参考文献のページ数等の補足を入れるために使います。この大括弧 [ ] は無くても大丈夫です。中括弧 { } には、先に決めた参考文献のラベルを記入します。

以上の編集したTeXファイルをPDF形式にして表示するとreference1.pdf(PDFファイル)のようになります。
2009/04/20 更新